モーニングページを始めてみたいけど、具体的に何をしたらいいのか分からない…
モーニングページって最近よく聞くけど、本当に効果があるの?
こんな疑問がありませんか?
この記事ではモーニングページを1年間続けた筆者が、始め方を以下の2ステップで解説します。
- ノートとペンを用意する
- 朝イチで3ページ書く
この通りに進めれば、あなたもすぐにモーニングページを始められるでしょう。
また、よくある失敗を避けるための注意点3選、1年継続した筆者にもたらした3つの効果も合わせて紹介します。ぜひ最後までお読みください
STEP1. ノートとペンを用意する
A4サイズのノートとペンを用意します。
このとき、用意するノートとペンは価格が手ごろかつ使いやすいものを選んでください。毎日継続して書くものなので、高価で重厚なものをそろえるよりも、価格や使いやすさを重視しましょう。
私は普段、無印良品の「植林木ペーパー裏うつりしにくいノート5冊組」を使っています。デザインがシンプルで飽きがこないため、モーニングページを始めた当初から愛用中です。価格も5冊で299円と手ごろなため、躊躇せずガシガシ書いても罪悪感がありません。

ペンはuni ball one Fを使っています。スタイリッシュなデザインかつインクが滲みにくいためストレスなく書き続けられます。

STEP2. 朝イチで3ページ書く

毎朝起きたらすぐにノートを開き、3ページ書きましょう。
書くことはどんなことでも構いません。最近あった嬉しかったこと、イライラしたこと、悲しかったこと、なんでもいいのです。その日頭に浮かんだことをノートに書き出しましょう。
私は毎朝、1日の予定を組む前にモーニングページを書いています。たったこれだけ?と思った方もいるのではないでしょうか。基本的なルールはこれだけなのです。
ですが、モーニングページを進めるうえでの注意点がいくつかあります。次の章で詳しく解説します。
モーニングページを始めるときの注意点3選
よくある失敗を避けるために、以下の3点に注意しましょう。順番に解説します。
- 書くことが思い浮かばなくても3ページ書き切る
- 人に見せない
- 見返さない
注意点1. 書くことが思い浮かばなくても3ページ書き切る
書くことが思い浮かばなくても3ページは必ず書いてください。
みなさんも、実際にやってみたら気が付くと思うのですが、1ページ目はスラスラ書けます。ですが、2ページ目後半あたりからだんだん書くことがなくなってきます。そこで書くのを辞めず、書き続けてください。
日記ではないため、きれいに書く必要はありません。「書くことがない」と書いても構わないのです。自分の思考や感情を文章にするのを繰り返すことで、潜在的に思っていることが文章にしやすくなります。
注意点2. 人に見せない
書いたノートは誰にも見せないようにしましょう。
誰かに見られてしまうかもしれないという気持ちがあると、自分が本当に思っていることが書けなくなってしまいます。私は家族に見られるのを防ぐため、普段からノートを持ち歩いています。
モーニングページは人に見せるためのノートではありません。自分とノートとの信頼関係を築くことが大切なのです。
注意点3. 見返さない
毎日書き続けたノートは見返さないようにしましょう。
モーニングページはあくまで自分の感情と思考を外に出す行為であって、記録するためのものではありません。どうしても気になって見てしまう方は、コピー用紙に書いて毎回捨てることも手段のひとつです。見返すことがないため、過去に自分が書いた文章が恥ずかしくなるといったこともありません。
書いた文章はすぐに捨てるぞ!という気持ちで書きましょう。
モーニングページを1年継続した筆者にもたらした3つの効果
実際に1年間モーニングページを書き続けた私がどんな効果を感じたのかを以下3つ紹介します。順番に解説します。
- 周りの人への愚痴が減った
- 気分が落ち込んだ後の回復が早くなった
- 必要以上に漠然とした不安を感じにくくなった
効果1. 周りの人への愚痴が減った
周りの人に愚痴をこぼすことが圧倒的に減りました。
マイナスな感情を抱く出来事があっても、モーニングページにすべての感情を吐き出せるようになったからです。人からのアドバイスが欲しい場合は、自分で解決できなかったときのみになりました。
結果的に、やみくもに人に話を聞いてほしい、話してストレスを発散したいという気持ちがなくなります。愚痴をこぼすことが減ることで必然的にマイナス発言も減るため、お互いにとって心地いい人間関係を築きやすくもなりました。
効果2. 気分が落ち込んだ後の回復が早くなった
気分が落ち込んだ後の回復が早くなりました。
感情と事実を別々で考えられるようになったからです。悲しい出来事や傷つく出来事があったときに、自分の頭の中だけでぐるぐると考え続けても、答えが出ず、ただ時間だけが過ぎていくことがよくありました。しかし、モーニングページで自分の考えや起きた出来事を「文字」という目に見える形にすることで、自分を客観的に把握することができます。
結果的に、自分ができること(自分の影響の輪が及ぶ範囲)と自分が考えてもどうしようもないこと(自分の影響の輪が及ばない範囲)が見えてきます。自分がこれ以上考えても意味がないな!ということに自分で気づくことで気持ちをうまく切り替えられるようになりました。
効果3. 必要以上に漠然とした不安を感じにくくなった
必要以上に漠然とした不安を感じにくくなりました。
頭の中にぐるぐると渦巻く漠然とした不安を文章にすることで、具体的な解決策を練ることができるようになったからです。もちろん、現在も将来の不安を感じることはありますし、むしろ一定の不安を感じることが人間の正常な状態だと思っています。ですが、ほかのことが手につかなくなるなど生活に支障が出てしまっては困りますよね。
モーニングページを書くことで現状を把握し、そこから具体的にどう動くのかを自分で考えられるようになりました。
まとめ:真面目な人ほどモーニングページはおすすめ!

今回は、モーニングページのやり方と注意点、効果について筆者の経験に基づいて紹介しました。
モーニングページはストレスをため込みがちな真面目な人に特におすすめです。毎朝書くことで自分の頭の中が整理され、日々受けるストレスを緩和できます。
ぜひご自身でもモーニングページを試してみてくださいね。
コメント